クリプトンさん、是非、何かしらのライセンス表示機能を
(追記2)規約を確認したら、もうそのような仕組みはあるようです。
「ライセンス」:会員コンテンツを他会員に対して再複製・再頒布させるための許諾のこと。
(中略)6. 会員は、本サイト上にコンテンツをアップロードする際にライセンス条件を指定するものとし、他会員がライセンス条件の範囲内で会員コンテンツを再複製・再頒布することに合意するものとします。
PIAPRO(ピアプロ)|利用規約
勇み足だったようで。確認してから書くべきでした。恥ずかしい…。このエントリーどうしようか…。
トラックバックも、すみませんでした。目障りでしたら、削除をお願いします。
ちなみにライセンスを選ぶ方法は、次のようになっています(手続きは途中で止めました。この初音ミクのイラストは、アップロードしていません)。クリックで、拡大画像になります。
id:Kishiのエントリーと、「ピアプロ」
ちょうど昨日*1、id:Kishi氏が書いた「ファイル共有サイトの2次利用のための仕組み - public static void main」を読んで思いにふけっていた所に、VOCALOID2の発売と、ピアプロというクリエイターコミュニティサイト立ち上げの情報が入ってきました。
自分はこのタイミングの良さに驚くと同時に、id:Kishi氏が提案した以下の部分を、ぜひクリプトンさんにもお願いしたいです(括弧は筆者)。既に考えていらっしゃるのなら、それを強く支持します。
なので、利用者同士のコラボレーションを円滑にするために、ぜひとも(CCライセンスのような仕組みを)ファイル共有サイトには導入してほしいものです。
ただ導入すればいいってものではなくて、後から利用者がそのファイルを探しやすいようにキーワードやタグで検索するときにオプションで設定できるようになっているとよいですね。
ファイル共有サイトの2次利用のための仕組み - public static void main
あと、今はクレジットなどを投稿者のコメントの部分に書いているのですが、せっかくコミュニティサイトでやっているので、この素材の利用関係とかを明示的に書くことのできる仕組みがあると面白いですね。ブログのトラックバックみたいな感じで。
ファイル共有サイトの2次利用のための仕組み - public static void main
作品利用の安定性のために
このように要望する理由は、作品の安定的利用(複製・改変など)を確保するためです。何はOKなのか、何はダメなのかが分かる状況は、作品を安心して利用するのに必要だと考えます。
規約の柔軟性に関して
一方で、明確な利用条件が無いという状況は、利用条件の「柔軟性」を担保しているとも考えられます。まだ調べている段階なのでハッキリしたことは言えませんが、既存のマンガ、アニメなどの2次創作を行っている作家と、その権利元の企業とは、明確な規約が無い方が双方幸せになれるかもしれません。
しかし柔軟性に関しては、本来利用者と権利者が話し合えば解決することができる問題だと考えます。双方が、相手が何を思っているか分からない状況だからこそ、柔軟性が必要になるのではないかと。
講談社や小学館などの大企業相手では、利用者が話すことはほぼ不可能でしょう。ですが、コミュニティサイトのようなクリエイターが近い存在になれば、話し合うこともでき、その柔軟性も担保できると考えます。
サイト側が、仕組みを作る理由について
またライセンス表示は、それぞれの作者が自らやることも考えられます。それぞれが、自分のコメント欄などに規約を書くというようにです。
ですがニコニコ動画やアスキーアートを見て思ったことは、コミュニティ内部では、利用規約が暗黙の了解(常識)となってしまうということです。その場合、その利用が適切であるかどうかは「空気」を読んで判断する必要があります。実際、これである程度上手く回っています。
しかし、やはりこれはあまりにも不安定です。また、そのコミュニティ外部の人は、大変な作業になります。アスキーアートの場合は、「のまネコ騒動」でエイベックスがその作業に失敗したために、大変な批判を浴びました。
この失敗を起こさないためにも、何かしらのライセンスを表示する機能などが必要だと思います。もちろん、ライセンスを作ることを強制するのではなく、それを選べるような仕組みを作るということです。
クリプトンさん、どうでしょうか。
*1:正確には12時過ぎてたので今日