犬が眠った日

研究分野は社会学・インターネット上の表現活動。その関係の記事多し

これからやりたいこと【研究】

自分の研究で、これからやりたいことをまとめてみる。

研究テーマ

ピアプロにおける著作権意識」
ピアプロでのライセンス分布から、一般のイラストにおける著作権意識との違いなど。
「2次創作とアンダーグラウンド性」
「サブカルチャー」における「サブ」の重要性から着想を得て。「ツンデレカルタ」騒動での、「春香の脇を舐めたい 棚上げ日記~ツンデレカルタ騒動 その1~」の反応のように、「2次創作物」には「日陰」「アンダーグラウンド」などのイメージが存在し、それを志向する場面がある。それの背景の研究。加えて、コミックマーケットニコニコ動画などにより、そのアンダーグラウンド性がどのように変化しているか。
パソコン通信におけるアスキーアート
アスキーアートの最初期にあたる「パソコン通信」時代(80年代中頃から90年代中頃)での、アスキーアートの様態の研究。現在のアスキーアートに見られる共有現象が、この時点で見られるのかの研究
「版権元と2次創作作家の関係」
版権元と2次創作作家は、お互いが共生しあって活動している。一方で、版権元は大きな権力を持っており、同人活動は「お目こぼし」という意見もある。版権元が何か言ってきたら、それに従うべきという空気がある。しかしその一方で、権利者公認の2次創作を嫌う立場もある(「はてなダイアリー」)。このように複雑な版権元と2次創作作家の関係性を記述する。ガイナックスと「エヴァンゲリオン」のファンが、ネットでのファン活動において話し合ったという事例を中心に持っていきたい。また、ギャルゲーの版権元と2次創作作家との関係も。
初音ミクJASRAC騒動」の完成
連載物の書庫で、放置してあるエントリーを完成させる。

翻訳作業

History of the OSI | Open Source Initiative
オープンソースイニシアティブのサイトに書かれている、「OSIの歴史」の翻訳
Creative Commons
iSummit 2007」で行われた、ジョルジョス・チェリオティスのCCLの統計分析発表の翻訳。(プレゼン資料の翻訳)

インタビューしたい方

ピアプロの職人の方々
それぞれのライセンスの種類を選んでいる職人の方にインタビューしたい。音楽とイラストは分ける。両方作っている方がいたら、違いがあるか聞きたい。
OFP元管理人、芹沢あいら氏
OFP(Online Fanarts Protection)」という、主に海外における日本のファンアート無断転載に反対する同盟の元管理人(OFPは、2006年11月26日に更新停止)。おそらく、「>unitedflavors.」の管理人と同一人物だと思う。違ったら、すみません。

絵文字師、京太(平戸京子)
主に、90年代後半からアスキーアート(絵文字)を作り出したと思われ、アスキーアート(絵文字)製作を「仕事」にしようと活動された方。2chアスキーアート文化とは違う、「絵文字文化」の重鎮。現在は、ライターとして活躍。

細馬宏通
滋賀県立大学人間文化学部人間関係専攻准教授。1991年2月頃に、パソコン通信の「NIFTY-Serve FCOMIC (コミックフォーラム)」上にて、AA作品「生きていく京姉妹」シリーズを発表された方。「Beach Diary (よりぬき)

2008年で、どこまでできるだろうか。

更新

2月4日

研究テーマに「初音ミクJASRAC騒動」を追加