ロージナ茶会冬コミ参加[3日目 東地区 A - 47 b]
今年の夏コミにサークル参加したロージナ茶会ですが、冬コミも参加します。
日時・場所は、
です。
今回私は論文を投稿してませんが、冬コミの宣伝を兼ねて、夏コミで私が出した論文「同人文化における『頒布』の意味解釈」の全文を載せました(重さ注意)。
ご覧ください。
コミックマーケットにおける「総参加者主義」と「非営利性」の意味と歴史
説明
以下の文章は、今度の夏コミに出す予定の論文(全文公開中)「同人文化における『頒布』の意味解釈」の参考文献となっています。
夏コミについて→「「ロージナ茶会」で、2010年夏コミ参加[8月15日 東地区 N-01b]- 犬が眠った日」
コミックマーケットの総参加者主義
即売会ではサークルが同人誌やグッツを売り、来場者がそれを金銭と交換する。もし、その場がコンビニやスーパーであった場合、サークルは利益を追求する「商人」であり、来場者は「お客様」と捉えられるはずだ。
だが、コミックマーケットではそうではない。
修論覚書―「インターネット上のコラボレーションの三つのレベル」
要旨
インターネット上のコラボレーションを研究するさいには、そのコラボレーションを以下の三つのレベルで見たほうがよい。
- 始期:「インターネット上で出会う」
- 中期:「インターネット上で作業のためのコミュニケーションをする」
- 終期:「インターネット上で発表する」
インターネット上における創作コラボレーションのメカニズム(仮)
以下の文書は、修士論文の序章と1章(先行研究の説明)の途中までの文書です。進まなくて、息が苦しくなる
1.問題意識
2010年現在、インターネット(ウェブ)上における個人の表現活動は初期より容易になっている。1993-4年前半頃の月に10万単位の接続料金(定額の専用線の場合)が掛かかり、大学生が大学のサーバーを借りて発表していた時代(ぱるばら 2005)から、月に2000円程度の常時接続環境(従来の電話線によるダイヤルアップ接続と比べた場合、理論値で約1000倍の速度)で、無料サービスを利用して音楽や動画、文章を配信できる時代となった。インターネット以前の多数の人々へ向けて表現を行う方法(同人誌・路上ライブ・学園祭ライブ・ラジオへの投稿はがき・漫画雑誌や小説の新人賞への投稿・張り紙・パソコン通信など)と比べても、現在のインターネットは多数の人々へ向けて表現することの敷居を下げている。