犬が眠った日

研究分野は社会学・インターネット上の表現活動。その関係の記事多し

品格論としての「嫌儲」(仮)

説明

現在書いている「品格論としての『嫌儲』」というエントリーの概要です。どうも進み具合が悪いので、お蔵入り保険として、概要だけを先に載せておきます。
エントリーを書くに当たってお世話になった方々もいるので、必ず完成させます。

目次

  1. はじめに
  2. 嫌儲」議論のながれ
  3. 品格としての「嫌儲
  4. 動機としての「嫌儲
  5. 利己的な外発的動機に低い評価を与える態度としての「嫌儲
  6. 嫌儲」に関係のある要素
  7. 嫌儲論参考文献

概要

  • 嫌儲」は、善悪の問題ではなく、品格の問題である
    • 他者がいる前で行うべきこと。他者にどう見られるか。建前。=品格
    • だから、あの人のように(金をポストに入れた人)自分の内部で嫌儲を適用するのは変に思われる。
    • 自分の心の内で思うのはOK。それを公然とするのが問題。だから、品格(他者へ志向している)の問題。
  • 嫌儲」は、動機の問題である
  • どんな場合に、あの人はお金のために行動している、と見られるか(実際にどうかは関係ない。見られるかどうか)
    • そう公言するとき。
    • 普段お金による取引を行わないもので、取引を行うとき(「商品」じゃないものを売るとき)。飲食店で水にお金がいる(「ここの店は、水に金を取るのか。守銭奴め。」)場が違えばOK。高いお店やペットボトル販売の水(ミネラルウォーター)など。
  • 嫌儲」は、利己的な外発的動機に低い評価を与える態度と括ることができる
    • 同様のものとしては「名誉」がある。売名という行為が嫌われるのは、このため。
    • 利他的な動機(社会のため、お客様の笑顔のため)=高い評価
    • 内発的な動機(自己実現のため、私はそれが好きだから、やりがい)=高い評価
  • 嫌儲」と関係のある要素
    • 「他人のふんどし」
    • 「他人のふんどし」で利益独占

追記(2008年8月7日)

恥ずかしながら、まだ完成していません。
エントリーの流れですが、上で書いたような「嫌儲」の一般理論を書くのではなく、自身が研究している著作権に絡めた特殊理論を書くべきでないかと考えています。